「立つ」「歩く」レッスン
2014.8に開催された単発ワークショップ。受講後1週間レッスンの内容を意識していただき、声を届けていただきました。
「立つ」
立つ時、あとしゃがむ時、足首の所がグリッとならないようにしてみると、足裏が満遍なく接地してるような感じがしました。どうやらふだんはどこかに偏ってるみたいです。
そして、頭が浮いていて、その下に身体がぶら下がったように……このイメージで立ってみると、立っているのが楽かも!?
週末出掛けた時、電車で座れなくて1時間以上立ちっぱなしだったことがあるのですが、立ちかたを気を付けてみたら、いつも痛くなる腰が痛くならなかった!
「歩く」
家の中で裸足で歩くのと、外で靴を履いて歩くのとでは勝手が違って、「歩く」はあまり意識して出来てないのですが…
先生が頭を水平に保ったまま移動していたのを思い出して歩いてみると、あの歩き方がちょっと出来るような。
ふだん無意識に歩いてる時はたぶん頭が結構上下しているのかもですね。
いつも、立つのも歩くのも苦手に思っていたので、今回はとてもいい機会になりました。身体が楽な方法を身につけられるといいなと思っています。
ワークショップから耳から上が持ち上がって、その下はぶら下がっているという感覚を意識して過ごしました。
今まで立っているとき、肩の位置、胸が開いているか、を特に気にしていました。
なので胸を前に突き出すようにしてみたり、お腹に力を入れて胸が下がったようにしてみたり、力で肩を後ろにしてみたりしていました。
ワークショップで学んだやり方を意識して立つ、歩くをしてみると、まず感じること、力を入れる必要がない。
なのに、肩が自然に後方に行きます。よって胸も開きます。
そして、気持ちいいです。楽です。浮いているみたいな気になるときもあります。
気が付くとこの感覚を探しています。
経験をして思ったのは、身体が一つになるというか、骨が連動して、動いている感覚とでも言うのでしょうか…。
身体はしっかりしているけど、必要以上に力んでないというか…。
地面を力まないで、踏んでいる感じがありました。
あとは、立つ歩くのレッスンを経験する前は、今までは意識が頭や胸あたりだったのが、経験してからは、腹(主に丹田あたり)に意識がくるようになって、落ち着いた感じになり、目だけではなく、身体で見る感じがして、視野が広くなった気がしました。
今まで知らなかった足首の関節のしくみを理解し、動かす上で意識すると、ほんの少しですが、変化があったように思います。
歩く際、骨を奥に引き入れようと試みた結果、足の裏のかかと側から、指先の方に向かって、ゆっくりと地面の感触を味わえるようになった気がします。
このことを意識しなかった時は、地面に対し、足の裏がもっとフラットに着地していたと思います。
足の裏全体を使って歩く事により、歩行が滑らかになりました。
足首の関節を引き込もうとすると、足先は、自然とやや外側に開く形になったので、それに伴って、股関節も開くようになりました。
足首の意識に加え、頭は浮いていて、後ろの首筋をすーっと伸ばし、肩を落とす事を意識し、継続したいと思います。
ちゃんといつも出来てたかはわからないですけど、「立つ」方は身体の隙間を意識することで座りっぱなしの仕事中でもあまり関節が痛くならなかったです。
あと吊られている意識からか、上にいこうとするので反り腰にならずに腹筋がちょっと上がったので、これも座り仕事にはよかった。
他にもバランスが保たれていたのか、ネックレスの金具が前に来なかった(笑)
「歩く」方は真っ直ぐ歩ける、以外にまだ恩恵が得られてない気が。やり方がわるいのかも。
でもたまにすごい謎の推進力が得られてめちゃくちゃ歩きやすくなる時がある。
これまで、わたしはどのようにして立ち、歩いていたのだろうか。
あらためて問い返して、レッスンで学んだ動きを意識しながら立ち、歩く。
立つとき、歩くとき、体に適した動きが出来たなと実感できるとき、
骨の動きが不可視から可視化されるとき、
たしかにわたしの脳は心地よさを喜んでいる。
この、動きと心地よさが反復し一番よい所までいき浸透されれば
わたしの、感情と動きが満たされる。
しかし、道のりは遠い、わたしにはすでに誤った動きの道すじがある
いつも感じているこのいらだち、いまはただ、ただ体験して、実践して
身体中の流れを円滑にすることが大切なことと意識している。
photo:Artur Oleszczuk